大鹿村 小渋ダムと大西公園

senngoku0012006-11-08


 大西公園は、130種類3,000本の桜が咲き、南信州を代表する桜の名所として知られています。春の見頃(4月中旬〜下旬)には「さくら祭り」が、夏には「大鹿夏祭り」が盛大に行われます。大西公園は、村の中央を流れる小渋川の左岸にある大きな台地にあります。公園に上がって眺めれば、目の前には南アルプス赤石岳が、眼下には小渋川と点在する集落を望み、桜の開花時期に見られる残雪の赤石岳と満開の桜の織り成すコントラストは写真愛好家にも人気のスポットです。
 この台地は昭和36年の集中豪雨による大西山の崩壊堆積地であるという悲劇の歴史を持っていますが、その後ボランティアの方々による花の植え付けが続けられ、この悲劇の地の緑化が進められてきました。こうした輪が広がり村を挙げての植樹に発展し、今日の桜の名所へ発展したのです。