日本はかやの外、、、、か 将軍様のうっちゃり勝ちか

 北朝鮮が「6カ国協議」に電撃復帰することが決まった。早ければ、今月中にも北
京で再開される見通しだ。6カ国協議が突然、再開されることになったのはすべて米
国の事情によるものだ。大新聞・TVは「北朝鮮が国際的な包囲網に危機感を持った」
「中国が北朝鮮を説得した」などとシタリ顔で解説しているが、まったく違う。
 北朝鮮6カ国協議への復帰を決断したのは、米国が譲歩を重ねたからだ。これま
で「米朝2カ国間協議には応じない」「金融制裁は解除しない」と言い続けてきたの
に、ヒル国務次官補は金桂冠外務次官とサシの協議を行い、金融制裁についても「作
業部会」を設置することを約束した。
 北朝鮮が米国に突き付けていた「金融制裁を解除するなら、6カ国協議に復帰して
もいい」という要求を丸のみしたのである。
6カ国協議の再開を強く望んだのは、北朝鮮よりも米国でしょう。11月7日に行
われる中間選挙で、ブッシュ共和党は苦戦を強いられている。とくに北朝鮮が核実験
を強行したために、ブッシュに対して『外交無策』の批判が噴出。
 ブッシュ大統領は、どうしても投票日前に『外交成果』をアピールする必要があっ
た。それより何より、北朝鮮問題は完全に手詰まりになってしまった。経済制裁を実
施しても、金正日体制は崩壊しそうにないし、かといって核を保有した北朝鮮を武力
攻撃するのはリスクが大きすぎる。米国は袋小路に入り、方針転換を図ったのでしょ
う」